カテゴリ:美術部

保原高校美術部 大林監督が来校されました!

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 4月14日(火)放課後、
 映画作家の大林宣彦監督が、美術室にいらっしゃいました。
 来校されるのは4度目ですが、現部員が監督にお会いするのは初めてです。
 緊張しながらも、お会いできる嬉しさとコーフンが立ち込めていました。
 大林監督が初めていらしたのは、2012年2月。震災後の福島県を訪れ、保原高校にも立ち寄られました。そこで大林監督が「花がれき」に感激して下さったことから、美術部との交流が始まりました。
 2013年には、大林監督が手掛けたAKB48「So long!」のミュージックビデオに部員が出演させていただき、それが縁で、AKB48・SKE48の松井珠理奈さんが来校する、というサプライズもありました。
 
           
 部員から、手作りの寄せ書き入りお花カチンコ、花を描いたメガホン、「花がれき」、たまごささりんの4つをプレゼントし、その後、3年生3名から監督に質問をさせていただきました。

     
 映画を作っている間にもストーリーや設定が変わっていくので、完成に至るまで様々な奇跡的なことが起きていること、映画で伝えたいことを伝える際の苦労話、監督になろうと思ったきっかけなど、一つの質問に対して約30分、じっくりとお答えいただきました。それぞれ心のこもったお答に、大変心を打たれました。

 黒沢明監督が生前、「映画は世界を平和にできる」とおっしゃり、大林監督にその意思を託していかれたのだそうです。今度は大林監督から美術部員たちが、その思いを受け取らせていただきました。こうして人間の歴史はつながっていき、今よりもすばらしい未来ができたらこれ以上のことはないと思います。

      
 一人ひとりの胸の内に花が咲いた、そんな貴重な時間となりました。大林監督、本当にありがとうございました。また、素敵な映画を撮って下さいね!
 
   【福島民友・福島民報に記事が掲載されました】

美術部・福島県「新『ほっと』スペース創出事業」~木工家具が完成!

ご報告が遅れました、3月20日(金)、福島北医療センターで
木工家具の寄贈式が無事、行われました。
1F待合フロア(?)に設置されていますので、多くの方にご使用いただけたら嬉しいです。

以下、部員のデザイン画&完成した木工家具(製作:DC2様)を、ご紹介します。

 
   デザイン画                完成

 
     デザイン画           完成

 
     デザイン画             完成

 
     デザイン画             完成

「花がれきPJ」~活動通信31号~発行しました★

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!
美術部一同、みなさんの入部を心待ちにしております。
これから一緒に、美術部を盛り上げていきましょう!

   始業式&入学式に発行した「活動通信」31号です。
                 ↓
     

昨年度までは部顧問が通信の制作を行っておりましたが、
27年度から、美術部員の中で「通信チーム」を結成します。
仮設訪問などの際にインタヴューさせていただいたりしながら、活動の内容や、伺ったお話を随時、通信に掲載していきたいと考えていますので、どうぞお楽しみに!

「花がれきPJ~活動通信30号」発行しました★

2011年から発行し続けている「がれきに花を咲かせようPJ」活動通信ですが、
とうとう30号です! 以下の内容を掲載していますので、ぜひご覧ください。
 ・1月と2月の活動紹介
 ・1月4日の民友新聞に掲載された“大林宣彦監督からのメッセージ”
 (記事の二次使用について、許諾を得ています)

活動通信30.pdf

「絵画掲示セレモニー」~保原・大田地区仮置場にて

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 2月19日(木)、1月末に完成した「仮置場景観対策絵画③」の掲示セレモニーが行われました。
 場所は、保原・大田地区仮置場。阿武隈急行・保原駅から200メートルほど南の場所で、駅から見えます。 雨が少ぱらつきましたが、足場は思ったほど悪くなく、無事にセレモニーが行われました。
 
 伊達市長さんからごあいさつをいただき、絵画のパネル5枚を順番に掲示していきました。
        

 5枚のパネルが並ぶと、縦183㎝×横460㎝のとても大きな絵画が完成しました。
           

 テーマは「春」。見ていただく地元住民のみなさんが、あたたかな春をイメージできるよう、小鳥が飛び花が咲く様子を描きました。また、保原高校のマスコットキャラクター“ささりん”も描き入れ、全体的に明るく楽しい作品に仕上がったと思います。

                        
                        (デザイン担当者より、ご挨拶)       (部分:ささりん)

 仮置場の建設に当たっては、地元の方の了解を得るため、関係のみなさんがとても苦労されたのだそうです。福島県内に続々出来た仮置場は、地元に住む住民にとっては「必要」であるけれども「あってほしくない」ものです。
 あるだけで嫌われてしまう「仮置場」に彩りを生み、見た目に優しい雰囲気作りに協力できたのではないかと思っています。

 今回の制作は、現2年生にとって最後となるため、先輩から後輩へ、ノウハウを伝え合う姿がよく見られました。世代交代は仕方ないことですが、自分たちの活動に誇りを持って、それをつないでいこうとする部員の様子に頼もしささえ感じました。
 
             

 たくさんの方の応援をいただきながら完成できた作品を、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。関係のみなさま、本当にありがとうございました。


 

笹谷東部仮設住宅さんへ訪問しました♪

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
2月14日(土)、バレンタインデーのこの日、
浪江町から避難する住民の方が生活されている笹谷東部仮設さんへ、花がれき壁掛けをプレゼントしにお邪魔しました。現在の入居戸数は160以上。予想した通り、とても広い仮設さんでした。

             



参加者した部員は、1・
2年生16名。

  


集会所で自治会長さんにご挨拶してから、4つの班に分かれて11軒、住宅を回らせていただきました。

準備したバレンタイン♡チョコも、壁掛けと一緒にお渡ししました。


           

雪が降ったりやんだり、時折吹雪くというあいにくの天気でしたが、住民のみなさんに歓迎していただき、心を込めて作った壁掛けを笑顔で受け取って頂けたため、とても嬉しい時間を過ごさせていただきました。

今回、部員から「中通りの避難生活で、楽しかったことは?」「高校生に考えてほしいことは?」などのインタヴューを行い、何人かの方々にお答えいただきました。

学校で発行している『プロジェクト通信』の中で紹介し、住民の方の思いや、仮設での暮らしの様子などを伝えたいと思っています。

明るく優しい住民の方との出会いに、心から感謝します。寒い中対応していただき、本当にありがとうございました!

ワークショップや壁画制作プロジェクトにも賛同いただけたため、今後も交流を続けさせていただける可能性が!?

またまた楽しみが増えました♪

【記事が掲載されました~2月16日(月)福島民報】


 

 

上野台仮設住宅さんへ、お邪魔しました♪

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 1月24日(土)10:00~
       

 国見町の上野台仮設住宅さんを訪問し、「花がれき壁掛け」をプレゼントしました。
 飯舘村から避難されている方々がお住まいの仮設で
集会所に伺うと、笑顔いっぱいの住民の方がたくさん、私たちを出迎えて下さいました。

            
 
  今回訪問させていただいたメンバーは、1年生6名。 
 訪問や交流の経験が浅い部員が多く、緊張してなかなか会話ができずにいたようですが
こうした経験が、「次はもっと自分から話をしてみよう」という挽回意欲につながるので、
何事も経験ですね。
 お茶やお菓子ご準備下さったり、手作りの素敵な作品を頂戴したり、住民の皆さんにはたくさんお気づかいをいただきました。本当にありがとうございました!

 こうした交流を継続できれば、ということで今後のお話などもさせていただきましたが
一度限りでなく何度も顔を合わせ、少しずつ笑顔が増えたり、仲良くさせていただけるようになれば嬉しいです。

 【記事が掲載されました~福島民報1月26日(月)】
 

宮代仮設さんで、新年会♪

『がれきに花を咲かせようプロジェクト』*ご報告

 1月17日(土)、「新年会」を開催しました
 場所は、福島市にある宮代仮設住宅さんです。(浪江町から避難)
 いつもお世話になっている住民の方々に、今年もよろしくお願いします、という気持ちを込めて、楽しく過ごしていただこうという趣旨の企画です。

      
       前日のリハーサルの様子
 
 【内容】 
   「ありがとう」いきものがかり 合唱 

 
      
  「オリジナル復興かるた大会」             「オリジナル福笑い」
    

       
      「オリジナル判じ絵クイズ」        「ようかい体操第一」 ダンス?
     
    
     
                     「おしるこ会食」


 終始、笑顔が絶えず和やかな交流となり、大満足の一日でした。
 宮代仮設さんは、高齢の方が多いところです。「孫のような高校生が来てくれると、明るくなって嬉しい」とおっしゃいます。 部員たちは緊張しながらも「笑顔で元気を届けたい」との思いでいつも、訪問させていただいています。こうした出会いと交流をお互い心の支えにしながら、明るい未来を描いていけたらと思います。

 宮代仮設さんとの再会は春、壁画PJの予定。
 今からとても楽しみです♪

     【記事が掲載されました~福島民報1月19日(月)】

 

SB 内川聖一選手が美術部を激励に!?

『がれきに花を咲かせようPJ』ご報告
 12月21日(日)は、1月の訪問活動の準備でPJ活動を実施。
 そこになんと、大物プロ野球選手が激励に来て下さいました!
 今シーズンの日本一チーム、福岡ソフトバンクホークスの、内川聖一選手です。
 
 被災地・福島の子どもたちに元気を、という趣旨で、午前中は少年野球の指導をされた内川選手。野球教室の開催地が保原町内だったということもあり、本校美術部を訪れる、ということになったそうです。
 はじめに、昨年度末に掲示された「平地区仮置場景観対策絵画」をご覧になり、部員代表の生徒からご挨拶と説明をさせて頂きました。
 伊達市の職員の方から、除染の現状説明があり、それを真剣に聞かれていました。
       

 次に、保原高校へ移動し、顧問からこれまでのPJ活動の経緯を説明。校内に展示しているパネルなどを熱心に見ていらっしゃいました。
 いよいよ美術室へ!

        
 「花がれき」「花がれき壁掛け」を作っていただきました。「油絵は初めて」とおっしゃいながらも素敵な作品が完成しました。
 あっという間に、終りの時間が近づき…
 

           
 内川選手のサインボールなどを頂きました!    私たちからもプレゼントです

         
     似顔絵も喜んで頂けました          みんなで記念撮影♪

 内川選手以外にもたくさんの方がいらしたため、いつも以上に緊張した面持ちの美術部員でしたが、内川選手の気さくで飾らない人柄のおかげで次第に笑顔が溢れていきました。
       「この活動は、僕たちがやっていることと同じ」
 そう言っていただき、スポーツもアートも、人の心に元気を生み出す力を持つものである、と改めて考えました。
 内川選手との交流を実現させて下さった関係の皆様に心より感謝申し上げます。
                  
  内川選手、来シーズンも活躍されることを期待しています。頑張って下さい!

               
      内川選手作:花がれき、花がれき壁掛け
           いただいたサインボール、サイン色紙 (他、お菓子)