2015年8月の記事一覧

研修旅行に行ってきました! part2 -美術部‐

 →→→つづき→→→
●2日目●
 [作品合評会]
   
   
 作者から“心惹かれたポイント”や“反省感想”を述べ、別の部員が感想を述べる、という、美術部恒例の合評会です。人前で話すのは緊張しますが、回数をこなすごとに話すことが上手になっているのがわかります。笑いをとれる部員もいたりと、それぞれの成長が見られました。
 見える風景を素直に描いた作品、作者なりのポイントが絞られた作品、被災地という意識を強く持って描きこまれた構想的な作品など、全員がとても素敵な作品を描いてくれました。
 本物の景色に触れ、そこから得られた感動を形に表せる楽しさや喜びが、美術にはあるということを再認識できたと感じました。

 [南相馬市博物館 観覧]
 南相馬市、野馬追いの歴史や文化に触れながら、ちょうど面白い企画展が開催中だったので観覧しました。職員の方のご厚意で、昼食のための部屋を貸していただきました。本当にありがとうございました!
    ←著名な漫画家、イラストレーターなどの作品も!

 [寺内塚合第二仮設住宅 訪問]
    
    
    
 「がれきに花を咲かせようPJ」の一環、「花がれき壁掛け」をプレゼントするために訪問させていただきました。
 鹿島区には大きな仮設住宅が隣接していて、ほとんどが小高区から避難されています。集会所で自治会長さんにご挨拶をした後、6つのグループに分かれ、合計170以上の住宅を、1軒1軒訪問させていただきました。
 「壁画を描いてるんだよね?新聞に載ってたよ」とお声掛けいただけたり、「お茶飲んで行って」と家の中に招き入れていただいたり、手作りの小物やお菓子をいただいたり、グループごとにとても素敵な出会いがあったようで、訪問後の部員の顔は笑顔に溢れていました。
 壁掛けプレゼントが終わった後、集会所で、自治会長さんに何点か質問させていただきました。丁寧にお答えいただけて、その内容がとても心に染みました。最後に部長からお礼のご挨拶をさせていただき、仮設住宅を後にしました。   
      ※※ 詳しくは、今後の「花がれきPJ通信」でご紹介します ※※

 内容が満載で、たくさんの喜びや経験を得て帰ってこれたと思います。旅行の目的を、充実した形で達成できた2日間でした。この経験を糧に、今後の制作活動、PJ活動に励んでいきたいです。

 
 

研修旅行に行ってきました!part1‐美術部‐

夏季研修旅行」が無事に終わりました。以下、ご報告です。
 旅行に向けた準備やご理解、送迎など、保護者の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。

【日程】8月10日(月)~11日(火) 1泊2日
【場所】相馬市原釜・松川浦(旅館すずや)、南相馬市原町区・鹿島区
【内容】
 ★1日目★風景画制作、「サンクスタオル」デザイン選考会、花火
 ★2日目★作品合評会、南相馬市博物館観覧、寺内塚合第二仮設住宅訪問

●1日目●
 [風景画制作~海での様子です]
   
  描く前に、海にごあいさつ♪ 原釜海水浴場のあと。津波の爪痕が残っています。
   
                  松川浦らしい景色です。          

 [サンクスタオル選考会]
   
 ※サンクスタオル…除染作業員の皆さんのに感謝の気持ちを伝える、という企画。
                (主催:福島県主要メディア“ONEふくしま” 協力:環境省)
 「がれきに花を咲かせようPJ」の経験を活かしてお願いしたいという依頼をいただき、10月の贈呈式に向け、継続的に取材を受けています。美術部1・2年生全員がタオルのデザインン案を持ち寄り、贈呈用タオルのデザインとして使用する10点を、投票やプレゼンで選びました。
 震災から復興し頑張っている松川浦の旅館さんで選考会を行わせていただけたのも、何かのご縁かもしれません。

 [花火]
    
 夏の夜のお約束です♪ 空には夏の大三角、そして天の川も見えました。

         →→→ part2へつづく →→→

 

 


 

「庄司渕トンネル*見守り絵画」~制作開始!

「がれきに花を咲かせようPJ」~ご報告
 現在、霊山で工事が行われている、相馬福島道路の「庄司渕トンネル」施工業者さんから、トンネルの内壁につける防水シートに絵を描いてほしい、というご依頼をいただきました。
 震災復興道路として位置づけられ、私たちの生活や地域産業を支えながら、万が一災害が発生した時の緊急輸送道路としても期待されている道路です。


 
          工事現場の見学をさせていただきました!

 
 
 横2m×縦26mという、大変大きなシートのため、体育館をお借りして制作しました。


 デザインは、1・2年生部員全員が出したアイディアを構成しています。
 防水シートはいずれ、コンクリートの壁に覆われ見えなくなりますが、工事を行っているみなさんの安全を願い、将来を通じてトンネルの安全を見守り続ける絵画として、心をこめて制作させていただきたいと思います!