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サテライト校〔浪江津島校〕取材!


 12月に開催される「福島県高等学校総合文化祭活動優秀校公演」において、
今年度をもって休校となるサテライト5校の校歌が演奏発表されます。新聞専門部では
5校の校歌をテーマとした新聞紙面作成を行うことになりました。
 
 本校新聞部では、浪江高校津島校を取材することになり、18日(火)に部員とともに
インタヴューにうかがいました。


 安達高校内の一角にプレハブ校舎がたっています。

 

 5年以上が経過してもなお、プレハブ校舎で生活を余儀なくされている生徒たち、
そして、同窓生の皆様の様々な思いをお聞きして、決して忘れてはいけないものが
そこにはあるような気がしました。 


 
 今回は生徒会4名の生徒とともに、同窓会の馬場会長をはじめとした3名の同窓生の方、
そして津島校の先生方がインタビューに協力してくれました。

 この取材内容は、各校の取材内容を持寄る編集会議を経て、12月に一枚の新聞に
仕上がる予定です。

 取材を快く受けていただいた浪江高校津島校の関係者の皆様、
本当にありがとうございました!

新聞部コラム「泰然自若」vol.2

「泰然自若」 vol.2

昔から伝わる夢のような言い伝えをご存じだろうか。
有名なところをいくつかあげると
「流れ星が消える前に3回願い事を唱えると願いがかなう」
「虹の根元には宝物がある」
「月虹を見ると幸せになれる」などである。
だがこれらはどれも現実感の乏しいものが多い。

流れ星は長くても一秒程で消えてしまうものだ。
「金金金!」や「恋恋恋!」とは言えそうだが、
そんな俗物的な願いを託された流れ星はたまったものではないし、
たなぼたで得た恋心はいつしか破綻するものだろう。

虹に根元はない。
なぜなら、虹は太陽光が空気中の水分に反射して七色となるため、
いくら根元の方を探しても
反射する空気中の水分の位置とそれが七色に集まるところが移動してしまい、
永久に根元にはたどり着けないのである。


月虹とはその名の通り月の光によって出現する虹で、
原理は昼間の虹と変わらないが、太陽よりも淡い月の光では白色だけのことが多く、
その場合は白虹と呼ばれる。
月虹はハワイ諸島で比較的多く見られるそうだが、日本ではまず見られない。
やはりこれも実際に見るのは難しそうである。

つまり、これらの言い伝えは私たちが見たことのない、未知の世界の話であり、
実現できないことの方が多い不可能の領域なのである。
人は自らの手の届かないところに夢への近道を置きたがるようだ。
それは暗に、安易に夢の実現を望む人間を叱咤するためのものではないだろうか。
いずれにせよ、夢を叶えるのに近道はないようなので、
堅実に努力していきたいものである。

文責:保原高校新聞部部長 M.S.

新聞部コラム 『泰然自若』

                保原高校新聞部コラム『泰然自若』スタート


 「泰然自若」という言葉をネット辞書で引いてみた。「落ち着いていてどんなことにも動じないさま」。
つくづく私には不似合いな言葉である。人に与えられたのは皆1日24時間であることに違いはないの
に、性格や話し方、考え方や時間の使い方によって個々人の時間の進み具合が違うのではないかと
感じることが多い。ちなみに筆者は、察しの通り、講談師を理想とする典型的な話好き人間である。い
や、もっといえば「少し息をしたらどうですか」と言われそうなくらいしゃべり倒す。聴いてる者は完全に
ノックアウトであろう。と、そこまで自分で分かっていながら、さらには日々反省までしているのに、なぜ
「間」を入れずにしゃべろうとするのか。

我々人類はその進化過程において、家族から村・町、やがては国家へとその集団を拡大し続け、そ
の中で格差や不平等、社会性や規律など様々な副産物を生みだしてきた。そしてその集団が大きくな
ればなるほど自然に「孤独」という自覚も生まれたのだと言う。私が「間」を入れずに話したくなるのも一
種の「孤独」を回避するためではないか、と考えた。そこに「恐怖」が在る、といったら言い過ぎだろうか。

いずれにせよ、私を含めどんな人でも文章を書く時間、読む時間は少しでも穏やかに過ごしたいもの
である。そこで次回からは我が保原高校新聞部員が、日々感じたことや考えたこと、問題提起したいこ
となど様々な視点からコラムを掲載していくこととなった。不定期かつまだまだ拙い文章であることはご
了承いただき、温かい目で見ていただければ幸いである。コラムタイトルは本コラム話題の「泰然自若」
である。

よろしくお願いします!!                                 新聞部 顧問 R・S