お知らせ

保原高校 商業科 のここが ポイント

2020 保原高校 商業科のココがポイント【Word版】.pdf

2020 保原高校 商業科のココがポイント【PowerPoint版】.pdf

▼保原高校商業科の特色

 ■ 商業科の魅力は、様々な検定試験にチャレンジして、多くの資格を取得することがあげられます。
 本校でも、多くの商業高校生が受験する全国商業高等学校協会の検定試験の他、
 日本商工会議所やIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の国家試験に挑戦しています。

本校で取得できる主な資格
(全商) 簿記実務、情報処理(ビジネス情報・プログラミング)、ビジネス文書実務、
商業経済、珠算・電卓実務、ビジネスコミュニケーション、英語 等
(全商以外) 日商簿記、日商リテールマーケティング(販売士)、秘書、ITパスポート

 また、本校は検定試験の合格のみを目指すのではなく、
 検定試験の学習の中で身に付けた様々な知識や技能を使って、
 実社会のデータやケーススタディ(事例研究)を通して「自ら考え」、
 課題発見や解決に必要な力を身に付け、「自ら行動できる」生徒の育成を目指しています。

 ■商業科では、実社会で新入社員に求められている「コミュニケーション力」の他、
 身だしなみや態度、言葉づかいといったビジネスマナーについて、
 普段の商業科の授業はもちろん、様々な学校生活の場面で指導しています。
 また、自分の考えをまとめ、人前で発表する「プレゼンテーション」については、
 1年次から授業の中で一人一人実習を通して、身に付けていきますので、
 就職試験や入学試験の際の面接などに自信を持って臨むことができます。

 ■ 本校商業科が掲げるのは、地域経済で活躍できる人材の育成です。
 本校商業科は、伊達市唯一の商業科であることから、
 伊達市役所との連携授業や外部講師の方による商品開発の講義を実施し、
 「伊達市の地域活性化」をテーマとしたイベントの企画や商品開発に取り組んでいます。

 

▼保原高校 商業科の進路

 ■ 令和2年3月の商業科の卒業生は、進学者が64%、就職者が36%でした。

 ■ 進学先は、国公立大学、私立大学、専修・各種学校と様々ですが、
 商業科で学習したことをさらに深めるために、
 商業関係の学部やビジネス関係の専門学校に進む生徒が半数程度います。  

昨年度の大学進学実績(商業科のみ)
福島大学(人文社会学類経済経営学類、行政政策学類[夜間主])、会津大学

 ■ 就職については、内定率100%を達成しているのはもちろん、
 商業科の生徒は、早い段階で内定をもらえるということが特徴の一つです。
 これは、入学当時から就職に向けて目的意識がはっきりとしており、
 社会人として求められるビジネスマナーや
 多くの商業関係の資格を取得しているからだと考えられます。
 また、小売業での販売職や事務職の割合が普通科よりも多くなっています。

 ■ 進学・就職にかかわらず、経済産業省が提唱している
 社会人基礎力(前にふみだす力、考え抜く力、チームで働く力)を
 身につけ、「地域経済の中で活躍できる人材の育成」を目標に掲げ、
 地域に根ざした商業科を目指します。

 

▼保原高校 商業科の学習内容

 ■ 令和2年度入学生の教育課程では、
 卒業に必要な90単位のうち、約1/3が商業科の科目となっています。
 つまり、1 日6時間の授業うち、4時間が普通教科の授業で
 2時間が商業教科の授業になります。

 ■ 商業教科の科目は、基礎的・総合的な科目を除くと、
 大きく分けて「流通」「会計」「情報」に分けられます。
 それぞれの専門性を深める目的から小学科を設置している学校も多い中で、
 本校は「商業科」という大学科を設置しています。
 これは、全員が「流通」「会計」「情報」の3分野を学ぶことで、
 実社会で求められる力をバランスよく身につけてもらいたいため、そして、
 実際に仕事するときには、3分野の内容が互いにつながっているためだからです。

 ■ 2・3年次は、「流通ビジネス」「会計ビジネス」「情報ビジネス」のコース制を採用しており、
 「流通」「会計」「情報」の科目の中から1科目ずつを選択して学習することで、
 生徒の皆さんの興味や進路に対応できるようにしています。

 ■ 「流通ビジネスコース」では、
 2年次に日本商工会議所のリテールマーケティング(販売士)検定試験の学習を行うとともに、
 伊達市内の小売業で3日間のインターンシップ(就業体験)を実施して、
 授業で学んだ知識・技能がより一層定着できるようにしています。
 3年次の商品開発では、地域企業と連携し、実際にオリジナル商品の開発を目指します。

★ 昨年度の商品開発の実績 ( )内は、協力店舗
・りんごのジェラート(霊山町 牧場のジャージー) ・いちごドーラ(保原町 須田屋)
・だてなマフィン(梁川町 マザーヤマキ)
・「いちごクランチ」パッケージデザイン(りょうぜん道の駅)

 ■ 「会計ビジネスコース」では、
 小売業での商業簿記の他、2年次に、製造業で必要とされる「原価計算」を学習し、
 製品の製造原価の記帳・計算方法等を学習します。
 3年次には「財務会計Ⅰ」で、簿記の上位資格に挑戦します。
 また、企業で実際に使用されているコンピュータ会計ソフトの実習も行い、
 資格取得と実務の両面から将来に生かせるような知識・技能を身につけることができます。

 ■ 「情報ビジネスコース」では、
 情報に関する共通の科目で学習するワープロソフトや表計算ソフト、
 プレゼンテーションソフトの活用の他、Java 言語によるプログラミングの学習を行います。
 このほかに、インターネットのホームページづくり等を通して、
 ネットワークや画像処理等について、実習を通して学習していきます。

 

▼保原高校 商業関係の部活動

 ■ 商業関係の部活動には、簿記の上位資格取得やコンクールでの入賞を目指す「商業研究部」、
 コンピュータの実習や情報の国家試験合格を目指す「情報処理部」があります。

 令和元年度、3年生の課題研究で、伊達市の特産品である「あんぽ柿」の市場価値を維持・向上させる取り組みを通して、農業を活性化させ、地域の持続可能な発展を目指す『だてな さすけねプロジェクト』に取り組みました。その成果を発表した「地域創生☆アイディアコンテスト2019」において、【高校生・中学生以下の部】で東北経済産業局長賞を受賞し、東北地区代表として全国大会に出場しました。
 また、令和2年度同大会「地域創生☆アイディアコンテスト2020」において、「だてな甲冑ニット政宗プロジェクト」が前年度に引き続き、全国最終審査会に出場し、見事優秀賞を受賞しました。