お知らせ

地域企業と連携した商品開発

【PDF版】保原高校における商品開発の授業について.pdf 

 1 授業の目的
 (1) 保原高校の掲げる地域連携授業の一環として、地域食材による商品開発を通して、地域活性化に繋げる。
 (2) 生徒が地域の野菜や果物に目を向け、地域企業と連携することで、自分の住む地域の理解を深める。
 (3) 各生徒がオリジナル商品の企画をまとめ、提案をしていく過程で、企画力・集成力・提案力等を養う。

2 対象生徒
 商業科3年生 流通ビジネスコース選択者 

3 これまでの商品開発事例

年度 商品名 協力店 販売場所 ポスター
平成30年度 ぶどうフロート

御菓子司 須田屋
 [保原町]

校内販売
[公開文化祭]

 
ぶどうフロート.pdf
  だてリヴィセット
 伊達鶏バーガー
 クラムチャウダー

りょうぜん道の駅
 [霊山町]

りょうぜん道の駅
[一周年記念イベント]
 
だてリヴィセット.pdf
令和元年度 いちごどーら

御菓子司 須田屋
 [保原町]

校内販売

 
いちごどーら.pdf

  りんごのジェラート 牧場のジャージー
 [霊山町]
校内販売

 
りんごのジェラート.pdf

  だてなマフィン マザーヤマキ
 [梁川町]
校内販売・店頭販売  
だてなマフィン.pdf
令和2年度 桑の葉のベイクドチーズ&レアチーズのプティガトー パティスリー アリュメット
 [保原町]
校内販売・店頭販売  
桑の葉のベイクドチーズ&レアチーズのプティガトー.pdf
  あんぽ柿ジャム マザーヤマキ
 [梁川町]
校内販売
(教員向け)
 
あんぽ柿ジャム.pdf
  ささりんケーキ 菓子舗 いづみや
 [保原町]
校内販売  
ささりんケーキ.pdf
  ぶどうどら焼き 御菓子司 須田屋
 [保原町]
校内販売  
ぶどうどら焼き.pdf
  伊達鶏 焼きカレーパン マザーヤマキ
 [梁川町]
校内販売  

伊達どり焼きカレーパン.pdf
  リンゴいっパイ マザーヤマキ
 [梁川町]
校内販売  
リンゴいっパイ.pdf
  伊達の冬野菜弁当 りょうぜん紅彩館
 [霊山町]
校内販売
(教員向け)


伊達の冬野菜弁当.pdf

4 授業の流れ
 1学期  全国の高校生が開発した商品の事例学習
      「商品開発」の教科書を使った学習
        第1章 商品と商品開発/第2章 商品の企画
      外部講師による商品開発の講話(りょうぜん道の駅様、JAふくしま未来様)
 2学期  商品企画書の作成
      協力希望店の調査
      試作品の作成(生徒)
      商品企画書の協力希望店への提示
      商品の共同開発
      「商品開発」の教科書を使った学習
        第4章 商品開発とデザイン/第5章 商品開発と知的財産権
      商品の校内販売
 3学期  商品の校内販売
     (商品の店頭販売)

5 協力店の皆様へ
 生徒が作成しました商品企画書について、アドバイスをいただけましたら幸いです。
 生徒自身が試作品を作成して、お持ちします。(試作品が作成できない場合もあります。)
 ご協力いただける場合は、商品企画書やレシピについて、打ち合せを進めていきます。
 販売金額は、生徒が購入した食材や容器代等を差し引いて、協力店に全額お支払いいたします。
 放課後や休日の作業については、生徒とご相談ください。(平日日中の作業は、ご遠慮ください。)

 

生徒の感想

 商品開発は、一から自分でどんなものを作るか考えながら企画書や試作品を作った。協力してくれるお店に行って話し合ったり、商品を一緒に作らせていただいた時、本当に自分が考えた商品が販売されるんだなと思った。でも、協力してくれるお店に行ってから、販売されるまでの期間が短くて、大変だったなと思った。学校以外の人とコミュニケーションを取ることができるのはすごく楽しかったし、将来社会に出てからも役立つなと思った。

 この授業では、今も行っている商品開発が一番心に残っている授業だったと思います。自分の名刺を作ったり、他にない商品の考案・作成など、普段自分一人で学べないようなことがたくさん学習できるとてもいい機会でした。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、なかなかスムーズに進まないことが多くありましたが、来年度も新型コロナウイルスがどうなるか分からないので、もう少し早くから商品開発の授業が始まると焦ることなく作業ができたのではないかと思います。また、他校では企画した商品を文化祭で売っている、という話を聞いたので、商業科がなくなってしまってからもこのようにして、少しでも引き継いでいってもらえたら個人的には嬉しいです。

 この授業では商品開発をするために、商品開発のプロの方の話を聞きました。
 どんな時期にどのような野菜や果物が収穫できるのかを知ることができる資料をもらい、どの野菜や果物を使えばいいのかを知ることができました。
 さらに、商品を販売するのに大切なパッケージの勉強をし、講話の中でパッケージに載せるキャッチコピーなどについて、みんなで考えました。
 商品を開発するのに、どれだけの時間や失敗をしてきたのかを知り、商品一つひとつが凄いものなんだなと改めて実感させられる講話、授業でした。

 道の駅りょぅぜんとJAの方からお話を聞いて、伊達市で作られている果物や野菜などの特産物を生かして商品を作っていることが分かりました。あんぽ柿キャッチコピーでは、そのキャッチコピーを聞いただけで、その商品がイメージできるような斬新なアイディアを考えるのが難しかったです。
 また、自分で商品を考えてみて分かったことは、他の商品と違うという差別化を考えるのが大変だということです。自分の考えた商品に関連のあるものを調べると類似商品があったりして、なかなか進まなかった反省点がありましたが、実際に家で試作品を作って美味しく作れたのでいい思い出になりました。