「絵画掲示セレモニー」~保原・大田地区仮置場にて

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 2月19日(木)、1月末に完成した「仮置場景観対策絵画③」の掲示セレモニーが行われました。
 場所は、保原・大田地区仮置場。阿武隈急行・保原駅から200メートルほど南の場所で、駅から見えます。 雨が少ぱらつきましたが、足場は思ったほど悪くなく、無事にセレモニーが行われました。
 
 伊達市長さんからごあいさつをいただき、絵画のパネル5枚を順番に掲示していきました。
        

 5枚のパネルが並ぶと、縦183㎝×横460㎝のとても大きな絵画が完成しました。
           

 テーマは「春」。見ていただく地元住民のみなさんが、あたたかな春をイメージできるよう、小鳥が飛び花が咲く様子を描きました。また、保原高校のマスコットキャラクター“ささりん”も描き入れ、全体的に明るく楽しい作品に仕上がったと思います。

                        
                        (デザイン担当者より、ご挨拶)       (部分:ささりん)

 仮置場の建設に当たっては、地元の方の了解を得るため、関係のみなさんがとても苦労されたのだそうです。福島県内に続々出来た仮置場は、地元に住む住民にとっては「必要」であるけれども「あってほしくない」ものです。
 あるだけで嫌われてしまう「仮置場」に彩りを生み、見た目に優しい雰囲気作りに協力できたのではないかと思っています。

 今回の制作は、現2年生にとって最後となるため、先輩から後輩へ、ノウハウを伝え合う姿がよく見られました。世代交代は仕方ないことですが、自分たちの活動に誇りを持って、それをつないでいこうとする部員の様子に頼もしささえ感じました。
 
             

 たくさんの方の応援をいただきながら完成できた作品を、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。関係のみなさま、本当にありがとうございました。