カテゴリ:美術部

研修旅行に行ってきました!part1‐美術部‐

夏季研修旅行」が無事に終わりました。以下、ご報告です。
 旅行に向けた準備やご理解、送迎など、保護者の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。

【日程】8月10日(月)~11日(火) 1泊2日
【場所】相馬市原釜・松川浦(旅館すずや)、南相馬市原町区・鹿島区
【内容】
 ★1日目★風景画制作、「サンクスタオル」デザイン選考会、花火
 ★2日目★作品合評会、南相馬市博物館観覧、寺内塚合第二仮設住宅訪問

●1日目●
 [風景画制作~海での様子です]
   
  描く前に、海にごあいさつ♪ 原釜海水浴場のあと。津波の爪痕が残っています。
   
                  松川浦らしい景色です。          

 [サンクスタオル選考会]
   
 ※サンクスタオル…除染作業員の皆さんのに感謝の気持ちを伝える、という企画。
                (主催:福島県主要メディア“ONEふくしま” 協力:環境省)
 「がれきに花を咲かせようPJ」の経験を活かしてお願いしたいという依頼をいただき、10月の贈呈式に向け、継続的に取材を受けています。美術部1・2年生全員がタオルのデザインン案を持ち寄り、贈呈用タオルのデザインとして使用する10点を、投票やプレゼンで選びました。
 震災から復興し頑張っている松川浦の旅館さんで選考会を行わせていただけたのも、何かのご縁かもしれません。

 [花火]
    
 夏の夜のお約束です♪ 空には夏の大三角、そして天の川も見えました。

         →→→ part2へつづく →→→

 

 


 

「庄司渕トンネル*見守り絵画」~制作開始!

「がれきに花を咲かせようPJ」~ご報告
 現在、霊山で工事が行われている、相馬福島道路の「庄司渕トンネル」施工業者さんから、トンネルの内壁につける防水シートに絵を描いてほしい、というご依頼をいただきました。
 震災復興道路として位置づけられ、私たちの生活や地域産業を支えながら、万が一災害が発生した時の緊急輸送道路としても期待されている道路です。


 
          工事現場の見学をさせていただきました!

 
 
 横2m×縦26mという、大変大きなシートのため、体育館をお借りして制作しました。


 デザインは、1・2年生部員全員が出したアイディアを構成しています。
 防水シートはいずれ、コンクリートの壁に覆われ見えなくなりますが、工事を行っているみなさんの安全を願い、将来を通じてトンネルの安全を見守り続ける絵画として、心をこめて制作させていただきたいと思います!
 
 
 

美術部★3年生が引退しました!

1学期合評会役員交代式
 7月2日(木)、美術部にとって大事な「合評会」を実施しました。
 部員全員が一人ひとり、1学期の制作成果を発表し、みんなで講評し合うというものです。

 3年生から順番に、①使用した画材や材料 ②テーマ ③反省や感想など を発表し、
それに対して誰かが感想を言う、という流れで、約1時間30分にわたって密度の濃い時間を過ごしました。
        
               45名全員が発表し合います



 その後、恒例の「役員交代式」を行い、3年生が引退しました。
 今年は3年生が趣向を凝らし、某芸人さんのネタを披露して盛り上がりました。
  
     「ラッスン ○○○ ♪ ~」                 新・旧部長の握手!
 

 先輩たちの姿を胸に、後輩たちの意欲が輝きだす、そんな季節です。

除染作業、お疲れ様です!

「がれきにかせようPJ」ご報告
 「除染業者のみなさんを応援する企画」~事業所訪問(4回)
 原発事故から4年が経過してもなお続く除染作業。季節や天気に関係なく行われる除染は、大変過酷なものであると想像します。その作業を行っているみなさんを応援するために企画した内容です。
 6月初旬から中旬にかけて、福島市内にある4ヶ所の除染事業所さんを訪問し、3種類の応援作品をお渡ししてきました。

  
   「たまごささりん」   「 オリジナルメッセージキーホルダー」  「応援絵手紙」 

  
        * プラ板で作った、メッセージ入りキーホルダーです *
          全部員45名で約150個分、分担して制作し袋詰めしました。

①佐藤・本多特定業務委託共同企業体(吉井田地区) 6月8日
  

②大丸・半澤特定業務委託共同企業体(飯坂地区) 6月8日
  

③西部産業株式会社(東部地区) 6月9日
  

④東信・亀谷・交友会特定業務委託共同企業体(信夫地区) 6月13日
  

 訪問の際は緊張していた部員も、みなさんから歓待いただけてほっとした様子でした。
 お渡しした作品を喜んでいただけたので、とても嬉しかったです。
 各事業所さんから、美術部員のためにお菓子や飲み物などご準備いただきました。お気遣いに感謝いたします。
 みなさんのお姿を励みに、これからもがんばっていきたいと思います。

   (福島民報、福島民友に記事が掲載されました)

「黒板アート」★大成功!

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 だて青年会議所主催「だてなエビルマンからの挑戦状」という事業が始まります。
美術部は3月から、この事業のパンフレット用メインキャラクター地図のデザインをさせていただいてきました。
 
 事業を公開するにあたり、子供たちの関心を引くため
「サプライズ★黒板アート」と名づけた出張黒板アートを制作。
 5月27日~29日は大田小学校、6月5日には保原小学校、と
地元の小学校にこっそりお邪魔して、各校1か所、黒板をお借りして
エビルマンからの「予告状」をデザインして描きました。制作に関わった部員は総勢、25名です。

       【 大田小学校・児童会室 にて】
     
  
 何も知らない子供たちに 「これ何?何が起きるの!?」という期待を持たせるための絵でした。
 エビルマンの正体や事業内容はビデオレターで明かされることになっており、描かれているのはビデオレターに登場するキャラクターです。
 さらに、朝、登校した子供たちを室内へ誘導するために、床に画用紙で作った足跡をペタペタ。なかなかいい雰囲気になりました。
     ※福島民報・福島民友に記事が掲載されました

       【保原小学校・3年3組教室にて】
 
 
 

 普通教室の黒板をお借りしたため、授業が始まる前に消える運命の絵でした。
 高校生から見るととっても小さな机や椅子を後ろに移動させ、約3.5時間かけて絵が完成!
机イスを元に戻してから間を縫うように、足跡をつけました。
 「机の上にも足跡をつけよう!」「廊下のほうにも続いていけば、辿ってくれるかな?」と、様々な想像を膨らませながらペタペタ。見てもらえるのを楽しみに、作業を終えました。


 「サプライズ★黒板アート」の実施につきまして、だて青年会議所の皆様、各小学校の先生や職員の皆様に、多大なご協力を頂きました。本当にありがとうございました!
 絵を見てくれた小学生のみなさに、アートの楽しさやものを伝える力などを身近に感じてもらえたなら嬉しいです。

「仮設に花を咲かせよう!~壁画PJ」 14回目の壁画です。

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 6月6日(土)、北幹線第二仮設住宅の集会所に
壁画を描かせていただきました。
 1年生は初めての壁画PJ。3年生は、たぶん引退前最後の壁画PJ。
参加部員総勢30名で、お邪魔してきました。

 当日は朝から雨が降っており、顧問が空と天気予報とにらめっこしながら仮設自治会長さんに電話をすると
「外ができないなら室内に描いていいから、来て」
とおっしゃっていただけ、実施を決めました。

           
    

 午前中は小雨が降り、昼前には雨足が強まって外の作業を中断したりと落ち着きませんでしたが、午後は天気が回復したため、午前でできなかった分を巻き返し、ほぼ予定通り完成させることができました。
   


 屋外と並行して、室内の引き戸5か所にも絵を描かせていただきました。襖絵のような感覚で、貴重な体験をさせていただきました。
    
                
 
 お昼は、部員全員分のお弁当を準備していただきました。
住民の方とご一緒に、感謝しながらいただいたご飯はとても美味しかったです。

                

 4月に交流会を実施させていいただいて以来の訪問でしたが、いつも歓迎していただけるので本当に嬉しいです。
また訪問し、少しの間でも楽しい気分を味わっていただきたいと思います。

東京電力㈱訪問~「原発作業員の方々を応援する企画」

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 5月26日(火)放課後、東京電力㈱福島復興本社復興推進室を訪問し
 福島原発で作業をされている方々への激励作品をお渡ししてきました。
 室長さんにご挨拶した後、プレゼントしたのは「たまごささりん人形」です。
    「ささりん」=保原高校マスコットキャラクター

         

 廃炉へ向けた収束作業は、まだ40年はかかるとおっしゃっていましたが、
その期間、作業をするみなさんの苦労は多大なものであると想像します。
 少しでも心を癒しながら作業に向かっていただきたい、という思いを込めた作品です。
喜んでいただけ嬉しかったです。みなさん、これからもお体に気をつけて頑張ってください!

     【記事が掲載されました。 5.29(福島民友新聞)】
 

「おばぁちゃん教室in上野台仮設住宅」

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 5月23日(土)、国見町の上野台仮設住宅にお邪魔し、
おばぁちゃん先生のご指導のもと、「いちご型アクリルたわし」を作ってきました。
 参加した部員7名中6名は、編み物初体験でした。

「わからない」「できない」の連発でしたが、おばぁちゃん先生が根気よく丁寧に教えてくださったので、少しですが自分で編み進めることができるようになりました。
  
     先生の手の動きを見て覚えようとしますが・・・     難しいです…

               
             「こうして、こうして…」「うんうん…」 だんだんわかってきました!

 人間の知識や技術は、若い世代に伝わることで、伝統や文化となります。
 今回の交流で、ちょっとした技術の継承があったのかな?と思い嬉しくなりました。

 おばぁちゃん先生、また教えて下さいね。
 

保原高美術部 PTA総会で発表させて頂きました。

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 4月26日(日)、PTA総会の後、“生徒の活動に触れる行事”で
美術部も時間を頂きました。
 3年生部員が4名、発表担当として、シナリオや画像、映像など準備して臨みました。
   
    

          

 直前までとても緊張していましたが、司会もPC操作・音響担当も、とてもよく出来たと思います。
 保護者の方からも拍手をたくさんいただきました。ありがとうございました。

     

 美術部はこれからもできることをどんどん行っていきますので、どうぞ応援をよろしくお願いします。

「お楽しみ会in北幹線第二仮設」を開催しました★

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 4月15日(水)、この日は創立記念日でお休みでした。
 美術部2・3年生13名が、福島市にある北幹線第二仮設住宅へお邪魔し
住民の皆さんと楽しい交流をさせていただきました。

 内容は、歌やダンスの発表・かるた・ゲーム・お団子会食。
今年の春3度目の交流会でしたが、初めてである「おはじきゲーム」を今回、実施してみました。 …とは言っても部員は全員、おはじきゲームを知りませんでした。
住民の方にルールを教わりながら、和気あいあいと楽しい時間を過ごさせていただきました。

  

  



 今、避難生活の長期化により、高齢の方々の孤立が心配されています。
「一緒に楽しめたり、直接関われるような企画を」という自治会長さんからのご要望で、「おじぃちゃんやおばぁちゃんに教えていただく」という内容を取り入れてみたわけですが、「孫が来たみたいだ」と、想像以上に喜んでいただけたので本当に嬉しかったです。
 
 白熱したゲームの末、「次回は勝ちますよ!」という約束を交わす部員もおりました。
よく来る近所の子供、という感覚で、またお会いしに行こうと思います♪

 【福島民友に、記事が掲載されました】