カテゴリ:美術部

Welcome! バーテリック博士♪

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 11月18日(土)放課後、パリに本部がある国際美術評論家協会
会長、マレック・バーテリック博士
が、美術室にいらっしゃいました。

             
 現在、梁川美術館で開催中の「岡崎忠夫展~二つの桃源郷~」のために来日され
ちょっとしたご縁があり、美術部の「花がれきPJ」をご紹介させていただくことになりました。

 バーテリック博士に「英語で活動の紹介をしよう!」ということになり、各学年3名ずつ計9名が、紹介文を英訳し、必死に練習を繰り返しました。
 当日は緊張しながらも、博士の気さくで優しいお人柄にホッとし、無事に英語でのスピーチを終えました。
 

 パリで起きたテロ事件につおても触れてお話ししましたが、それに対して博士は
「テロで大変なパリの人間が、同じように大変な福島に来るということは、とても意義のあることだ」
とおっしゃり、心を揺さぶられました。
 
 通訳として一緒にいらした岡崎先生も、大変ユニークで素敵な方でした。和やかな時間があっという間に過ぎ、お別れとなりましたが、いつかまたお会いしたいと強く思いました。
 それまでに、もっともっと英語を勉強しておきます。
          
 バーテリック博士、関係のみなさま、本当にありがとうございました。
 

サンクスタオル&モザイクアート贈呈式

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」 ご報告
 ONEふくしま主催、環境省協力の「サンクスタオル」企画についてですが、
無事、除染作業員のみなさんへの贈呈式が行われました。

 式典は、先日の「公開りんどう祭2015」の校内企画として実施しました。
まずは全校生が応援メッセージを寄せて完成した「モザイクアート」が披露されました。

        


 次に、タオルのデザインに選ばれた10作品の作者よりデザインの趣旨を説明し、伊達市内で除染に携わる事業所のみなさまに、タオルをお渡ししました。
 
   


 その後、マスコミのみなさんの囲み取材を受けました。 緊張しながらもここまできた達成感を得ることができました。
 この様子は、同日東京国際フォーラムで開催されていた「大ふくしまフェア」会場でも放送されました。また会場のONEふくしまブースで、「がれきに花を~PJ」の紹介展示も行っていただき、多くの方に私たちの活動を知っていただけたのではないかと思います。
         
 


 後日、りんどう祭実行委員代表と美術部代表の4名が㈱伊藤土木さまの事務所を訪問し、タオルとモザイクアートの贈呈式に出席しました。
   

 約4ヶ月取り組んできた制作が終わり、ホッとしたような、寂しいような複雑な思いがありますが、地域社会に貢献できる取組みとして保原高校全体で関わってこれたことをとても嬉しく思います。
 これまでお力添えをいただいた全ての皆様に感謝いたします。これからも、福島の復興のために、自分たちにできることを頑張っていきたいです。

              [サンクスタオル企画の番組放送]
  ◆福島テレビ(FTV)  11月14日(土)前編、11月21日(土)後編  18:25~

  ◆ラジオ福島   11月28日(土)18:30~19:00
  ◆ふくしまFM   11月29日(日)19:00~19:55
       ※ラジオは8月23日福島市、10月12日桑折町の様子も合わせての内容。


 

「花がれきPJ」活動紹介展、愛知県で開催中です!

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 愛知県豊川市桜ケ丘ミュージアムにて、現在開催中の「活動紹介展」は
 「東日本復興応援企画 斎藤清 展」の開催に合わせ 
 10月24日(土)までご覧いただけます。

          

 9月22日(火)~24日(木)の日程で、会場に行ってきました!
 ■展示作業■
  
 展示ケースの中には、花がれきと壁掛け、壊れた時計などを展示しました。
 壁面のパネルは、プロの方が手際よく並べて下さいました。 

 ■交流会■
   
豊川高校美術部の皆さんが来て下さいました。 壁掛けの作り方を説明し、制作開始!

   
 みなさん、個性あふれる壁掛けを熱心に作ってくれていました。

             
                   完成!記念撮影
 
 ■会場にて■
        
  式典出席のため、来賓リボンをつけています。  キレイな展示会場でした。

 今回の愛知県への訪問は、震災から年月が経っても被災地を忘れない方々がいる、ということが実感でき、大変嬉しい時間となりました。
 振り返れば2011年、「花がれきの活動は私たちの使命です!」と言っていた部員がいました。 私たちは辛く大変な時、「美術」のおかげでで救われたという経験を持っています。それを日本中、世界中に伝えることが大切なのだと思います。
 これからもみなさんの応援を力にしながら、元気に頑張っていきたいです。
 愛知県豊川市のみなさん、ありがとうございます!

 [9月24日(木)、中日新聞、東日新聞、東愛知新聞で、交流の様子が記事になりました]

愛知県に、行ってきます!

「がれきに花を咲かせようPJ」 予告
 
 愛知県豊川市桜ケ丘ミュージアムでの紹介展示が、間もなく開催されます。

  

 先日、学芸員さんと運送会社さんがいらして、展示用の作品などを1点1点確認し、丁寧に梱包していただき、無事に搬出されました。
 “美術品”の扱いで運ばれるため、事故があってはいけないということでしたが、手際の良い作業に「さすがプロ」と感心させられました。  

 9月22日(火祝)~24日(木)、美術部顧問と部長の2名が、現地に行ってきます。
 展示・会場式(テープカットなど)・展示説明・交流・・・と内容が盛りだくさんですが、なかなか味わえない経験になると思います。
 23日(水祝)の会場式の前に、豊川市にある私立豊川高校の美術部員のみなさんとの交流会を予定しています。県外の高校生同士で交流できる貴重な機会です。ワークショップやメッセージ交換などを通して、仲良くなれたらと思っています。

 それでは、詳しくは後日、ご報告します!

「サンクスタオル」デザイン原画*制作の様子

「がれきに花を咲かせようPJ」 ご報告
 10月17日(土)校内公開りんどう祭での贈呈式でプレゼントする
「サンクスタオル」の原画の制作風景です。

  

 先日無事に完成し、今ごろプリントされているものと思いますが、原画1枚につき200枚製作される予定で、合計2,000枚!
 今から、仕上がりが楽しみです♪
 

「庄司渕トンネル見守り絵画」 完成しました★

「がれきに花を咲かせようPJ」 ご報告です。
 夏休み中に完成した「庄司渕トンネル見守り絵画」は、無事に施工業者さんへの引き渡しを終えました。(下~上~下と、天井を中心にして、壁面に取り付けられます)
 業者の皆さんにも喜んでいただけたようなので、このような制作に関わらせていただけて本当に良かったです。


 

 

 
 あまりにも大きくて、写真ではよくわからなくて申し訳ないのですが、 みんなで仕上げた巨大絵画には、部員たちの様々な思いや願いが込められています。

 
[作品について]
トンネル見学で感じたこと
「人間のパワーを感じる」「暗い。人工的な光しかない」「自然や日常から遮断されている」「未来への期待が持てる」「工事中、孤独感や不安感があるのでは?」「時間の感覚がない」等

デザインの趣旨
 
浜通りと中通りをつなぐ復興支援道路ということから、海の様子を必ず入れたいと考え、「魚」を描いた。光あふれる自然風景を見て、工事作業中もトンネルの外の世界を思い出して欲しい。
 
真上に「太陽」が輝き、下方に「夜空」があるのは、時間の流れをイメージしている。夜空には「星」が輝いていて、「ヒトデ」ともイメージを重ねている。
 「子供」は、工事に関わる皆さんの安全を願う家族のイメージで、大変な業務の中でも家族の存在とぬくもりを思い出して欲しいと考えた。「男の子」は人間で、「安全」を願っている。「女の子」は“山の神様が女性である”というお話を伺ったことから、この山の女神さまのイメージを重ねている。女神さまが楽しそうに微笑みながら、人々に「感謝」を忘れずにと「激励」し、「幸福」を願ってくれているイメージで描いた。
 
幸福を呼ぶと言われる「クローバー」をくわえた白い鳥は、平和の象徴である「ハト」。太陽の光とともに幸せと平和が降り注いでいる。
 
「花」は美しいものの象徴、「風船」や「シャボン玉」は未来に向かって上昇していくイメージ、「動物」が手をつないでいるのは、地球上の生物が仲良く過ごしている様子をイメージしている。

 この絵を目にした人々に、庄司渕トンネルに対する明るいイメージを持ってもらいたい。いずれ隠れて見えなくなってしまっても、トンネルと私たちの暮らしを長く見守ってくれる絵であって欲しいと願っている。          
 

 

愛知県で紹介展★「がれきに花を咲かせようPJ」!

「がれきに花を咲かせようPJ」の紹介展示が行われます!!!
 
 『愛知県豊川市桜ケ丘ミュージアム』震災復興応援企画『斎藤清展』
の関連イベントとして実施。
 会期中の美術館内に、「花がれき」などの作品や「活動紹介パネル」が展示されます。

  
 

遠い場所ですが…お近くの方はぜひ、足をお運びください!

研修旅行に行ってきました! part2 -美術部‐

 →→→つづき→→→
●2日目●
 [作品合評会]
   
   
 作者から“心惹かれたポイント”や“反省感想”を述べ、別の部員が感想を述べる、という、美術部恒例の合評会です。人前で話すのは緊張しますが、回数をこなすごとに話すことが上手になっているのがわかります。笑いをとれる部員もいたりと、それぞれの成長が見られました。
 見える風景を素直に描いた作品、作者なりのポイントが絞られた作品、被災地という意識を強く持って描きこまれた構想的な作品など、全員がとても素敵な作品を描いてくれました。
 本物の景色に触れ、そこから得られた感動を形に表せる楽しさや喜びが、美術にはあるということを再認識できたと感じました。

 [南相馬市博物館 観覧]
 南相馬市、野馬追いの歴史や文化に触れながら、ちょうど面白い企画展が開催中だったので観覧しました。職員の方のご厚意で、昼食のための部屋を貸していただきました。本当にありがとうございました!
    ←著名な漫画家、イラストレーターなどの作品も!

 [寺内塚合第二仮設住宅 訪問]
    
    
    
 「がれきに花を咲かせようPJ」の一環、「花がれき壁掛け」をプレゼントするために訪問させていただきました。
 鹿島区には大きな仮設住宅が隣接していて、ほとんどが小高区から避難されています。集会所で自治会長さんにご挨拶をした後、6つのグループに分かれ、合計170以上の住宅を、1軒1軒訪問させていただきました。
 「壁画を描いてるんだよね?新聞に載ってたよ」とお声掛けいただけたり、「お茶飲んで行って」と家の中に招き入れていただいたり、手作りの小物やお菓子をいただいたり、グループごとにとても素敵な出会いがあったようで、訪問後の部員の顔は笑顔に溢れていました。
 壁掛けプレゼントが終わった後、集会所で、自治会長さんに何点か質問させていただきました。丁寧にお答えいただけて、その内容がとても心に染みました。最後に部長からお礼のご挨拶をさせていただき、仮設住宅を後にしました。   
      ※※ 詳しくは、今後の「花がれきPJ通信」でご紹介します ※※

 内容が満載で、たくさんの喜びや経験を得て帰ってこれたと思います。旅行の目的を、充実した形で達成できた2日間でした。この経験を糧に、今後の制作活動、PJ活動に励んでいきたいです。