「庄司渕トンネル見守り絵画」 完成しました★

「がれきに花を咲かせようPJ」 ご報告です。
 夏休み中に完成した「庄司渕トンネル見守り絵画」は、無事に施工業者さんへの引き渡しを終えました。(下~上~下と、天井を中心にして、壁面に取り付けられます)
 業者の皆さんにも喜んでいただけたようなので、このような制作に関わらせていただけて本当に良かったです。


 

 

 
 あまりにも大きくて、写真ではよくわからなくて申し訳ないのですが、 みんなで仕上げた巨大絵画には、部員たちの様々な思いや願いが込められています。

 
[作品について]
トンネル見学で感じたこと
「人間のパワーを感じる」「暗い。人工的な光しかない」「自然や日常から遮断されている」「未来への期待が持てる」「工事中、孤独感や不安感があるのでは?」「時間の感覚がない」等

デザインの趣旨
 
浜通りと中通りをつなぐ復興支援道路ということから、海の様子を必ず入れたいと考え、「魚」を描いた。光あふれる自然風景を見て、工事作業中もトンネルの外の世界を思い出して欲しい。
 
真上に「太陽」が輝き、下方に「夜空」があるのは、時間の流れをイメージしている。夜空には「星」が輝いていて、「ヒトデ」ともイメージを重ねている。
 「子供」は、工事に関わる皆さんの安全を願う家族のイメージで、大変な業務の中でも家族の存在とぬくもりを思い出して欲しいと考えた。「男の子」は人間で、「安全」を願っている。「女の子」は“山の神様が女性である”というお話を伺ったことから、この山の女神さまのイメージを重ねている。女神さまが楽しそうに微笑みながら、人々に「感謝」を忘れずにと「激励」し、「幸福」を願ってくれているイメージで描いた。
 
幸福を呼ぶと言われる「クローバー」をくわえた白い鳥は、平和の象徴である「ハト」。太陽の光とともに幸せと平和が降り注いでいる。
 
「花」は美しいものの象徴、「風船」や「シャボン玉」は未来に向かって上昇していくイメージ、「動物」が手をつないでいるのは、地球上の生物が仲良く過ごしている様子をイメージしている。

 この絵を目にした人々に、庄司渕トンネルに対する明るいイメージを持ってもらいたい。いずれ隠れて見えなくなってしまっても、トンネルと私たちの暮らしを長く見守ってくれる絵であって欲しいと願っている。