カテゴリ:美術部

東京・東雲で「子ども復興博」に参加しました!

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 6月29日(日)、NPO法人復興博さまからお声掛けいただき、
東京のグランチャ東雲という会場で開催された「子ども復興博」において
PJ活動の紹介や避難者のみなさんとの交流を行ってきました。
 
 いわき市から来た「エクスプレションD.C.」、宮城県気仙沼から来た「ファイト新聞社」のみなさんと一緒に、ダンスをしたり花の絵をたくさん描いたり、楽しい時間を過ごしてきました。

         
 壁に花を描く、エクスプレションDCの子供たち。   最後にみんなで記念撮影!


 …と言いながら、実は参加したのは現保原高校生ではなく、この春に卒業した美術部のOB・OG、合計9名です。
 期末考査中の後輩たちのために、先輩が代わりにPJを紹介しに行ってくれたのです。
 久しぶりに顔を合わせたOG・OBでしたが、卒業しても花がれきPJに関われることと、仲間と再会できたことに大喜び。
 当日の東京は、夕方に大雨で大変でしたが、充実した時間を過ごすことができました。
 これからも、自分たちにできることで元気を伝えよう!という思いを共有し、会場を後にしました。
 今回初めて、遠く離れた土地で復興活動を頑張る子どもたちに会いお互いを知り合えたのは、とても有意義なものであったと感じます。
 今後も、その存在を励みにしながら、頑張っていきたいです!

     ※6月30日(月)の福島民報・福島民友に、記事が掲載されました。

除染業者さんへ、「応援ささりん張り子」をプレゼント

「がれきに花を咲かせようPJ」ご報告
 期末考査が終わり、活動が再開しました。
 遅れてしまいましたが、考査前に活動した内容をお伝えします。
 6月17日(火)、霊山町の「伊達市除染支援事業協同組合」さんを
を訪問し、「応援のささりん張り子」をお渡ししてきました。
 地元伊達市の除染に尽力されているみなさんを応援しようと考えた企画です。

    
 
 張り子とは紙製の人形で、保原高校のマスコットキャラ「ささりん」をモデルに
部員が手作りしました。
 「若い人の将来のために、これからも除染をしっかり続けていく」
というお言葉をいただき、とても嬉しかったです。

 個人宅それぞれの放射線量の違いや、森林の除染についてなど、除染に関わる問題は
まだたくさんあるそうです。この土地で暮らしていくために、放射線の正しい知識を持つことが
大切だと感じました。 

 お土産にハンドタオルと業務用ウェットティッシュをいただきました。ありがとうございました!
 これからも、大変な所で頑張っていらっしゃる方々に目を向けながら、過ごしていきたいです。
  
  ※6月20日(金)の福島民報・福島民友に、記事が掲載されました。

壁画PJ⑫、北幹線第二仮設住宅で完成!

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
『仮設に花を咲かせよう!~壁画制作プロジェクトpart12~北幹線第二仮設住宅


 6月7日(土)の予定が雨で延期、14日(土)に改めて伺い無事に完成できました。
 こちらの仮設さんでは3回目の制作で、双葉町から避難されている住民の方々が、私たちの制作を楽しみに待ってくださっていました。

 7日(土)、制作はできませんでしたが、仮設の女性陣がカレーライスを作って御馳走して下さったのが嬉しかったです
            
 
 
 完成したのは「ふたばハウス」「ふたば列車」の2作品です。
      


 それぞれ、部員が考えたオリジナルキャラが楽しそうに窓から顔をのぞかせています。今回は元気で明るい双葉町の方々のイメージを表現しました。
      

      

 2年前に描かせていただいた壁画の修復も行いました。
 ペンキのはげ落ちた部分が綺麗になり、「見栄えがよくなった」と言っていただけたので良かったです。
 
      

 「次はここにも描いて」というご要望もいただけたので、私たちの活動が住民のみなさんに喜ばれている、ということを実感でき、とても達成感がありました。
                
   
 3年生にとっては最後の壁画制作となりましたが、満足のいく作品ができてよかったです。これからは1・2年生が活動意思を引き継いでいきます。
 今後とも、ご支援よろしくお願いします。

 今回の様子が、8月に放送予定のNHKEテレの番組「東北発★未来塾」内『未来への芽』というコーナーで紹介されます。  ※放送日は未定です

旧佐原小仮設住宅訪問~花がれき壁掛けプレゼント

「がれきに花を咲かせようプロジェクト」ご報告
 24日(土)、福島市の西部にある「旧佐原小学校応急仮設住宅」を訪問し
住民の方に「花がれき壁掛け」をプレゼントさせていただきました。

 あづま総合運動公園のすぐそばにある仮設で、避難生活をされているのは浪江町の方々です。当日は自治会長さんが笑顔で迎えてくださり、一軒一軒案内して下さいました。
 
 7名の部員で訪問しましたが、そのうち6名が、仮設住宅訪問初体験者です。
初対面の方のお宅にノックして「こんにちはー」と声をかけるのは、とても緊張します。
それでも、今回の訪問の趣旨を伝えようと一生懸命お話しさせていただきました。

        
    
          
 
 住民のみなさんに快く壁掛けを受け取っていただき、さらに私たちの活動をご存じの方もいらして、とても嬉しくなりました。

 「復興住宅ができれば、そちらに移る人もいるだろうし、3年過ごしたこの土地に残る者もいるだろう」と自治会長さん。私たちがあまり知ることのできないお話を教えていただき、福島の復興の道のりがまだまだ長いということを改めて感じさせられました。

 住民のみなさんが、今後も健康に過ごしていかれることを願っています。

今年も東京電力㈱に届けます

「がれきに花を咲かせようPJ」 
原発作業員のみなさんへ感謝と応援の絵手紙part4+α 

今年度は絵手紙と共に立体作品もプレゼントしよう!ということで考えたのが『応援張り子』です。
        
         顧問による参考作品          素材は新聞紙です

 昨年夏、部の研修旅行で三春のデコ屋敷にお邪魔し張り子の絵付け体験をしました。
 中通りではなじみ深い「張り子」を手作りし、作業をされている方々にメッセージと共に届けるという計画です。
 デザインは昨年度、保原高校のマスコットキャラに決まった『ささりん』。
 福島原発で作業に携わっていらっしゃるみなさんの心を和らげる存在になってほしいです。
 また、伊達市で除染作業を行っている業者の方にもプレゼントする予定。
 
 私たちの生活を守ってくださっているみなさんへ、感謝の気持ちをお届けできる日が待ち遠しいです。