ICT教育実践編
Quizlet、Kahoot!、Quizizzの活用
ゲーミフィケーションを利用したオンライン学習ツールがたくさんあります。
私が授業で多く使用しているのは、Quizlet、Kahoot!Quizizzなどです。
生徒達の背景知識を活性化させたいときや、既習事項の確認の時などに使っています。
【メリット】
①生徒達が楽しみながら力をつけられる。
ゲーム感覚で問題を解いていくので、紙ベースの小テストだと嫌がる生徒達も、
これらのツールを使うと積極的にときには友達と協力しながら取り組んでいます。
使用の仕方も簡単。生徒はゲームコード番号を入力するだけで参加できます。
②教室内クイズ大会ができる!
これらのツールでは、もちろん個別学習もできますが、全員でクイズ大会のような
こともできます。先生が司会者、生徒が参加者となり行います。答える速さと正確さで
ランク付けされていくので、生徒達は燃えます!
③なんと言っても「無料」!
嬉しいことに無料で利用できます。有料会員になるとできることの幅が広がりますが、
無料会員でも十分満足できる内容です。(もちろん私も無料会員です)
④教材準備時間が大幅に削減できる!
良いツールでも準備に労力がかかり過ぎると続かないものです。しかしこれらのツールでは
世界中の作成者による教材がシェアされており、自分のニーズに合わせて検索できます。
しかもそのまま拝借できるし、もちろんアレンジを加えて使用することもできます。
作ったものは保存されるので、いつでもどこでも何度でもネット環境さえあれば利用できます。
【デメリット】
①インターネット環境と生徒用デバイスが必要
②教員(教材作成者)はサインアップが必要
③PCでできる作業とタブレット・スマホでできる作業が違う。PCでしか教材作成できないツールもあります。
それぞれのツールに個性があるので、学習の目的に合わせて選んでいきたいと思います。
オンライン国際交流
【オーストラリアとオンラインで交流・3年英語】
オーストラリアに住む日本人女性とその旦那様(オーストラリア人)と、
Google Meetを使って英語で交流しました。
前後の授業も含め、流れは以下のとおりです。
1.事前授業
(1)Kahoot!というオンライン学習ツールを使い、オーストラリアについての背景知識を活性化。
クラス内クイズ大会形式で行いました。
(2)それから、当日使う資料をGoogle JamBoardで作成しました。
作成したのはアイスブレイクで使用するJapan Quizと相手に聞いてみたい質問を英語で。
共同編集機能を使って、JamBoardの何枚かのシートにみんなで書き込めるようにしました。
2.当日はMeetで!
初めてのリアルタイムオンライン国際交流でした。
英語で話し、相手の英語も頑張って聞き取りました。
3.Thank you letterはスライドで!
Googleスライドを共同編集できるようにし、一人一枚のスライドを割り当てて作成しました。
後日PDF化してオーストラリアに送りました。
すると、お返事がきました。英語の授業で実際に手紙のやり取りをする経験は初めてです。
国際交流など、遠隔地と繋ぐ取り組みが、ICTを活用することで容易にできるようになりました。